夏バテ・天気頭痛への対策

夏のお悩み

こんにちは!健康相談室のbunnyです🐇

今回は夏バテや天気頭痛のお悩みにおすすめの市販薬をご紹介します。

5月~6月頃から増えてくる夏バテや天気頭痛。例年悩まされている方は、症状が出る前にはやめの対策を行いましょう。

夏バテ・天気頭痛とは?

そもそも夏バテや天気頭痛とはなにか、先に抑えておきましょう。

夏バテとは、夏の暑さによって起こる体調不良の総称で、暑気あたりや夏負けなどとも呼ばれます。冷房による気温や湿度の急激な変化でからだに負担がかかることや、汗を多量にかいたことで水分不足となり酸素や栄養がうまくからだを巡らないことなどが主な要因です。

倦怠感や食欲不振・下痢や便秘などその症状は様々で、一度は皆さんも経験があるのではないかと思います。

天気頭痛とは気象(天気・温度・湿度・気圧)の変化により体内の圧力のバランスが乱れることで発生する頭痛のことで、気象の変化で体内の水分バランスが乱れることで自律神経が乱れてだるさやめまいが、血管が拡張することで頭痛が起こります。

天気頭痛も年齢問わず多くの方が経験していることと思います。

夏バテも天気頭痛も、環境の問題が介在しているため多くの方が経験するのは致し方がないとも言えますが、可能であればつらい思いをしたくないでしょうし筆者も皆さんがそのような経験をするのは少なくあってほしいと思っています。

日常でできること

夏バテと天気頭痛、どちらも自律神経の乱れを改善することで症状を抑制・低減することができます。

自律神経とは簡単に言うと、車のアクセルとブレーキのような関係です。活動中や緊張・不安など心とからだが活発な状況と、リラックスしているときや寝ているときとで、正反対の役割を持つこの2つの神経が互いにバランスを取り合いながら働いています。

この自律神経は変化が苦手なため、外気温と室内温度差やストレス、気圧の変化や偏った食生活などが原因でバランスが崩れます。夏は特に変化が多い季節であり、このような自律神経の乱れが夏バテや天気頭痛を引き起こします。

汗ケアの記事でも詳しく話していますが、自律神経の乱れを改善するにはバランスの良い食事や適度な運動、シャワーではなくお湯につかる、質のいい睡眠をとるなど様々あるため、皆さんができることから始めていただければと思います。

また、これらを実践することで血行も良くなるため、夏バテや天気頭痛対策だけでなく生活習慣病の予防もすることができます。

夏のトラブルには暑さからくる水分バランスの乱れが関係していることが多いですが、そんな時に知っていただきたいのが五苓散です。

おすすめの市販薬

五苓散とは、体内の水分が不要な時には排出し、水分が必要な時には保持することで水分のコントロールをしてくれる漢方です。なので、例えば脱水時は五苓散を服用することで水分を保持するために尿量が減少し生命を維持しようとします。状況にあわせて様々な症状を改善してくれます。

主な効果・効能として

めまい はきけ 嘔吐 暑気あたり 頭痛 むくみ 二日酔い 水様性下痢

などがあります。

暑さによってからだの様々な局所に余分な水分を溜めこんでしまいます

頭に余分な水分を溜めこむことで頭痛

手足などに余分な水分を溜めこむことでむくみ

腸に余分な水分を溜めこむことで下痢が 

それぞれの局所での水分の偏在により症状が発生します。(熱中症対策の記事にも書いていますが熱症状(暑さで体がとにかくアツイなど)の場合は白虎加人参湯を服用してください)

まとめ

もちろんお薬なので、体質により合う合わないはあります。万人に効く薬は存在しないですが、万人受けする薬は存在します。五苓散はその一つだと筆者は考えています。

実際二日酔い対策や天気頭痛、夏バテの予防として多くの方が実感されていることもまた事実です。体内の水分バランスはこれまで話した様々な要因で崩れるため、そのような場合でも構成生薬がしっかりと水分調節機能を働かせ不調の予防・改善をサポートしてくれます。

(ちなみに筆者は農業をしている両親への誕生日プレゼントに五苓散をあげたことがあります、体調を崩すと苦労する年齢になり早めの予防をして欲しかったからですが、もらった側はあまり嬉しくなかっただろうなと今思えば痛感しています( ̄▽ ̄))

飲むのまないはさておき、知っておくことで必ず助けになるときがくるお薬ですので是非今回覚えていただければ幸いです。(たまに中身は五苓散でも違う商品名で売られていることもあるため、困ったときはお店の人に相談してみてください)

(最後に、天気頭痛やめまいなどの症状には苓桂朮甘湯や構成生薬が似ている他の漢方が紹介されていたりしますがそちらを飲んでいただいても問題はありません。ただ、五苓散は熱を熱を取り渇きを潤してくれる生薬が配合されているため、暑い時期のトラブルに広く対応できる点や、血圧のお薬を飲んでいる方などが注意が必要な生薬も配合されておらず、比較的万人に服用いただける点も踏まえて、第一おススメとさせていただいています)

以上、若いころ夏バテで部活の試合で格下に負け言い訳ばかりしていたbunnyでした~( ̄▽ ̄)