こんにちは~健康相談室のbunnyです🐇
今回は、不眠などの睡眠障害でお悩みの方に、睡眠をサポートする成分や市販薬を紹介していきます。
前回の記事はこちら
サプリメントの王道成分 グリシン
サプリメントで一番使われているのが、主成分の『グリシン』です。グリシンはアミノ酸の一種で、商品では味の素のグリナなどが有名です。グリシンとは、一言でいうと睡眠リズムの調整をしてくれるものです。
グリシンは、深部体温を低下させて、眠りに導いてくれるのと同時に睡眠を安定させてくれます。赤ちゃんが寝ているときにポカポカ暖かいのも、この深部の熱を肌表面に逃がしていることで肌表面の温度が高く感じられるためです。
基本的に熱を持った状態だと、からだは思うように休むことができません。車も熱を溜めこみすぎるとオーバーヒートしてしまい壊れてしまいます。人間も同じく休むためには熱を下げなければいけないため、深部の熱を放出することで自然な眠気を促し深い眠りに素早く導いてくれ、睡眠の質が向上し目覚めの良さや日中の眠気・疲労感を軽減してくれるのに一役買ってくれるのです。
グリシンは食品からも摂取することができ、主にエビやホタテなどの魚介類に多く含まれますが、昨今の食の欧米化により食品から摂ることも少なくなっているため、もしかしたら日本人の睡眠の質の低下も関係しているかもしれません。
その他のサプリメント
次に紹介したいのが『ラフマ』と言われる成分です。これは、中国で伝統的に伝わるハーブの一種でメラトニンの分泌を促してくれます。メラトニンとは、入眠ホルモンといわれるもので、入眠時のリラックス効果がありストレスの緩和をしてくれます。
このラフマをおすすめする理由はノンレム睡眠の時間を増加してくれるからです。ノンレム睡眠は前回の記事で少し詳しく紹介しましたが、簡単に言うと深い眠りのことです。この眠りの深さが睡眠に対する満足感(寝たのに疲れが取れない、起きるのがつらいなど)を向上させてくれます。最近は日本人がこの眠りに対する満足感が低いことが分かっているため、満足度をあげることで日常生活にも良い影響を与えてくれます。
他にもリラックス効果のあるテアニンやGABAなどが配合されているものが多く、今まで紹介してきた成分のどれもが依存性のないものになあるため、病院で処方される睡眠薬とは違い薬に依存することがなく安心して使用していただけますので、症状が重度でない方にはおすすめです。
おすすめの漢方
不眠でお困りの方には漢方も非常におすすめです。先ほど紹介したサプリメント同様依存性がなく、また不眠のタイプに合わせた処方が可能だからです。
基本的に不眠の方は大きく2種類に分けることができます。ストレスによる寝つきが悪いタイプと栄養不足や加齢などによる熟睡できないタイプです。睡眠で悩まれている方の多くは病院で処方される医薬品やドラッグストアなどで買える市販薬、機能性が認められているサプリメントなどを服用しています。そのような方で現状に満足していない方や、症状がこれからお話しする内容に当てはまっている方は是非一度漢方を服用してみてください。
ストレスタイプの方には柴胡加竜骨牡蛎湯がおすすめです。構成生薬により自律神経を安定させ、興奮症状を鎮め、イライラやカッとなるなど興奮しやすい精神症状を改善します。興奮しやすい方、寝つきの悪い方、睡眠が不規則な方などに合っていますが、胃腸が弱い方にはあまりおすすめしません。
熟睡できないタイプの方は加味帰脾湯がおすすめです。構成生薬により自律神経を安定させ、心に栄養を与えることで精神を安定させ眠りに導きます。眠りが浅い(夢をよく見る)方、夜中に何度も目が覚める方、寝ても疲れが取れない方、貧血気味の方、食欲がなく顔色が悪い方などに合っており、こちらは胃腸が弱い方でも飲んでいただける処方になっています。
まとめ
今回は病院で処方される睡眠薬は除き、自分自身で購入できる市販薬に絞って紹介させていただきました。
もちろんお薬を活用して睡眠に対するお悩みを解決することも必要ですが、基本的に睡眠障害の本質はストレスや食生活の乱れなどからくる生活習慣病などが原因であることが多いです。そのため、まずはお薬などに頼る前に日常生活を見直し改善できるところは改善していただければと思います。
また、職場でのストレスなどからうつを伴う不眠などで悩まれている方もいらっしゃいますが、そのような方以外はあまり病院で処方される睡眠薬はおすすめしません。やはり依存性がある薬はからだにも負担が大きく一度始めるとなかなかやめられなくなります。可能であれば早めはやめに対策をしていきましょう。
以上、初めて睡眠改善のサプリメントを飲んで本当に質が良くなって感動したのを思い出したbunnyでした~( ̄▽ ̄)