こんにちは～健康相談室のbunnyです🐇
今回は口腔ケアの重要性についてお話していきたいと思います。お口の中の状態によって、その人の健康状態が左右されると言っても過言ではないくらい、健康と密接な関係があります。
何を気を付けるべきなのか、口腔状態が悪いとどういった不調が出てくるのかなど、今回は皆さんにお伝えできればと思います。
ヒトは口から病気になる
お口の中には細菌や微生物が数百億個も存在していると言われており、それらの細菌集団を口腔フローラと呼びます。腸内フローラと同じように、人体に良い働きをする『善玉菌』もいれば、増加すると悪い影響をもたらす『悪玉菌』も存在します。(善玉菌と悪玉菌の優勢な方と同じ働きをする『日和見菌』も存在します)
これらの菌のバランスを整えることで健康上のトラブルを防ぐことができますし、逆に言えばこの口腔フローラのバランスが乱れると健康に悪影響をもたらすことがあります。このバランスを整えてくれる免疫機能として働いてくれるのが唾液です。
ただ、この唾液が加齢やストレス、病気などが原因で減少してしまうと悪玉菌に対する抵抗力が落ち口内環境が悪化してしまいます。そして、口内環境が悪化すると『カラダ全身の疾患』につながります。
口腔環境が悪化することで
| 頭痛 肩こり 腰痛 めまい 耳鳴り 疲れやすい 集中力低下 うつ インフルエンザ アレルギー 骨粗しょう症 腎疾患 がん リウマチ 認知症 心疾患 脳卒中 動脈硬化 糖尿病 誤嚥性肺炎 etc |
など、他にも様々な病気やからだの不調につながります。そういった意味では『ヒトは口から病気になる』ということが言えますし、逆に言うとお口のケアをすることで病気の予防ができるということができます。
口呼吸は万病のもと
基本的に病気は夜つくられます。夜間寝ている間に暖房や冷房を付けていたり、口呼吸をしたりすることが原因で翌朝のどの痛みが出ていることを経験した方も多いのではないでしょうか。
口呼吸は主に
- 鼻づまり
- 口輪筋(口の周りの筋肉)の筋力低下
が原因になります。
口呼吸をすることにより口内が乾燥することで唾液が減少し、リゾチーム(抗菌作用を持つ酵素)が減少することで口内の抗菌作用が低下し、細菌が増殖することで風邪をひいたり虫歯や歯周病、睡眠の質の低下を引き起こしてしまいます。
よって、寝ている間は口呼吸ではなく鼻呼吸を促す必要があります。今は、鼻呼吸を半強制的に促す口元に張るタイプの口閉じテープが市販で購入できるため、このような商品を使用することで口の乾燥を防ぐだけでなくいびき対策にもなるので気になる方は是非一度検討してみてください。(色々な商品があるとは思いますがよりはがれにくくはがしやすい商品が理想的です)
歯周病菌も全身疾患の原因に
口内環境が悪化するとからだ全体の疾患につながるとお伝えしましたが、その中のひとつである歯周病になってしまうと歯周病菌が歯茎の血管を通ってからだ全体に分布されてしまいます。
肺に入ると炎症を引き起こし誤嚥性肺炎を引き起こすのを一例に、脳梗塞や認知症、心疾患、肝障害、糖尿病、早産など、全身疾患を引き起こす引き金になる可能性があります。
今までお話しした内容で十分理解いただけたかとは思いますが、口内環境が悪くなり虫歯や歯周病になるということは、口内のトラブルに収まらずからだ全体のトラブルを引き起こし、最悪の場合命にかかわる病気を引き起こしてしまうかもしれません。
そうならないように、前予防をしてあげることでからだの健康を守ることができると今回の記事で知っていただき、小さなことでも実践できる予防をしてもらえたらと思います。(実際私も大体体調を崩す時は前日の夜に疲れて歯磨きをせずに寝落ちしてしまった次の日が圧倒的に多いので身をもって予防はした方がいいと断言できます)
まとめ
まずは皆さんは日ごろ歯磨きをしているとは思いますが、最低でも1日１回は歯を磨いてあげましょう。(１回の場合は就寝前が◎)
やはり歯ブラシだけよりもフロス・歯間ブラシも一緒に使用してあげる方が口腔ケア効果は高まりますし、もっといえば洗口液や液体歯磨きなども場合によって使い分けて使用することでより口内の状態をいい状態で維持することができます。
また、就寝前に歯磨きをして口内の細菌数を減らしても就寝中にどんどん細菌が増えて朝にピークを迎えるため、就寝前の細菌数をいかに抑えるか、そして起床後に増えた細菌を歯磨きや洗口液などで減らして口腔フローラを整えてあげることでからだの健康にとって重要な意味を持ちます。
是非お口のケアに対する意識を少しでも高め、後始末より予防ができるように自分のお口の状態を改善してきましょう！
以上、寝落ちして歯磨きをせず何度後悔したことがあるか数えきれないbunnyでした～(￣▽￣)
