熱中症対策 ep.0 熱中症とは

熱中症

こんにちは!健康相談室のbunnyです🐇

本日は熱中症対策について、そもそも熱中症とはなんなのかということから説明していこうと思います。

熱中症について少し深く知ることで、皆さんが熱中症になってしまった、あるいは周りの人がなってしまったときに、簡易的な処置をすることができます。熱中症対策グッズを買う前に、是非読んでいってください。

熱中症とは?

熱中症とは…暑さや運動など、様々な要因により『からだに熱が溜まり、その熱をからだの外に逃がすことができない状態のことです。

つまり熱を生み出す力が熱を逃がす力を上回るとき、熱中症は発症します。生み出した熱を逃がしきれずからだに溜まっていくからです。

通常は体温が上昇するとからだの持つ体温調節機能が働いて皮膚に多くの血液を集めることで熱を外に逃がしています。赤ちゃんが寝ているときに温かいのも、深部の温度を下げるためにからだの体温調節機能が働き肌表面に熱を逃がしているためです。同様に発汗することも熱を下げる働きをしてくれます。

しかし、この体温調節機能は暑さだけでなく、様々な要因で機能が低下します。からだの機能が低下する、もしくはからだが対応できる範囲以上の負荷がかかり対応しきれないことで、熱中症を発症するリスクは格段に上がります。

熱中症の要因

熱中症を発症する要因は大きく3つあります。環境』『からだ』『行動です。

環境・日差しが強い ・気温湿度が高い ・お風呂やトイレなど風通しの悪い室内 etc
からだ・高齢者 ・乳幼児や子供 ・疲れや寝不足 ・心疾患や糖尿病など循環器系の持病がある方
・二日酔い ・月経中や妊娠中 ・肥満 etc
行動・暑い日の運動 ・生活習慣の乱れ ・マスク生活 etc

『環境』は、外の気温はもちろんですが室内でも熱中症の恐れが十分あるということを忘れてはいけません。消防庁の調査によると、約4割~5割の方が室内にて熱中症を発症しています。特に「住居」で1番熱中症を発症しているため、家の中でも熱中症対策は怠ってはいけません。

日本気象協会の暑さ指数(WBGT)によると、室温30度 湿度60~70%以上になると熱中症の危険が高い状態です。室温だけでなく、湿度も関係があることを忘れてはいけません。

実際、私の同僚も空調の整った室内で仕事中に熱中症の疑いでおう吐し、仕事どころではなくなったことがありました。結局旦那さんが職場まで迎えに来ていただいて帰りましたが、まさか室温の高くない状況でも熱中症になるのだと肝に銘じる経験をしました。

『からだ』は、高齢者や乳幼児など年齢だけにフォーカスするのではなく、体調の変化も重要な要因です。特に女性の方は月経時には脱水になりやすく、妊娠中は体温が上がりやすいのでケアが必要です。ホルモンバランスの乱れで体温調節も乱れるため、熱中症のリスクは必然的に上がります。

『行動』は、特に近年はwithコロナが浸透しマスク着用率がまだ高いですが、マスクは体内に熱が溜まりやすいうえに、保湿効果がありのどの渇きに気づきにくいため、気づいたときには軽度の脱水状態になっていることもあります。また、外出を控える機会が増えたことで、体力が低下し、外の暑さへの耐性も弱くなってしまったことで熱中症にかかるリスクがあります。

症状と対応策

熱中症には様々な症状があります。

軽度めまい 立ちくらみ 足のつり 筋肉のけいれん 顔のほてり etc
中度頭痛 おう吐 だるさ 力が入らない 汗がふきでる 汗を全くかかない etc
重度高体温 意識がないなどの意識障害 全身のけいれん まっすぐ歩けない etc

これらの症状を発症した場合は、熱中症を疑い対応することが大事になってきます。

軽度の場合は

直射日光を避け、涼しいところで休む 

水分補給 塩分補給 (つまり経口補水液が最適)

首筋やわき下、足の付け根など太い血管を冷やす

そして中度や重度の場合は

涼しいところで休んでいてもひとりで水分補給ができない・まっすぐ歩けないときには医療機関につれていく

呼びかけても応じないなどの意識障害がある際には救急車を呼ぶ

などの対応をします。その場その場の判断で瞬時に対応する力が周りの人には求められるため、是非ここは押さえておきましょう。

まとめ

ここまで熱中症についてまとめていきましたが、もちろん熱中症にかからないのが一番です。

予防で大事なことは大きく2つ! 体温の上昇を抑える 脱水を防ぐ この2つです。

体温の上昇には、まず気温に注意する必要があります。室内であればエアコンなどで温度湿度を調整したりできますが、通気性の良い服装や直射日光を浴びないよう日傘や帽子も大事になってきます。そして最近は冷却グッズも数多く発売していますのでそのようなものを活用するのも効果的です。

また、脱水対策には効率のいい水分補給が重要です。これに関しては次回まとめていますので是非そちらもご覧ください。予防にいい市販薬もまた別でまとめますので、水分補給編と合わせて知っておくと予防のための知識を身につけることができ非常に安心です。

自分の身は自分で守らなければ誰も守ってはくれません。、今後も一緒に今日から使える知識を学んでいきましょう。

以上、今年もいつからエアコンをつけるべきか決め切らずにいるbunnyでした~( ̄▽ ̄)