有能成分 EPA・DHAについて

有能な成分

こんにちは~健康相談室のbunnyです🐇

今回は中性脂肪やコレステロールなどでお悩みの方におすすめの成分EPADHAについて、それぞれの成分の特徴や違い、おすすめの方などについてお話していきたいと思います。

どんな役割があるの?

EPADHAにはそれぞれ似て異なる役割を果たしています。どちらにも共通しているのが血中の中性脂肪値を低下させるということです。この中性脂肪値というのはメタボリックシンドロームの診断基準のひとつで、食事から摂取した糖質や脂質から合成され、過剰になると体脂肪として蓄積されます。

この中性脂肪が血液中に多くなると血液がドロドロになり、重大な病気のリスクを増大させる動脈硬化を引き起こします。また、血液の役割である酸素と栄養の供給が効率よくできなくなり健康面でも美容面でも悪い影響が出てきます。

ゴムで例えてみましょう。通常ゴムは伸縮性に優れているためよほど力が加わらない限りなかなか切れることがありません。しかし、劣化したゴムは伸縮性が低下しているためブチブチ切れます。これが正常な血管と動脈硬化などで伸縮性を失った血管の違いです。伸縮性を失った血管は血を運ぶ力もあまりなく血液が滞ります。酸素と栄養が送られなくなると脳梗塞や心筋梗塞に、負荷に耐え切れず血管が破裂するとくも膜下出血などを引き起こします

つまり、中性脂肪が増えすぎると命の危険にさらされるということです。それを防ぐために血中の中性脂肪値を抑えてくれるのが、今回紹介するEPA・DHAというわけです。

EPA・DHAについて

DHAもEPAもどちらもオメガ3脂肪酸(n-3系脂肪酸)という人間の体内で生成できない必須脂肪酸の一種です。体内で生成できないということは食事から摂取しなければならず、これらはサバやイワシなどの青魚に特に多く含まれています。

しかし、昨今の食の欧米化により昔に比べて青魚を含む魚類の摂取量が減少し、食事から毎日推奨される摂取量のEPA・DHAを摂取するのはなかなか難しいのが現状です。(ちなみに、2020年版の厚生労働省が発表しているEPA・DHAを含むn-3系脂肪酸の一日に必要な摂取目安量は成人の方でおよそ1600mg~2100㎎となります)

そのため、食生活を意識して取り組むことももちろん大事ですが、サプリメントなどを活用して効率よく摂取するのもおすすめの方法です。

魚を食べると頭が良くなると昔から言われていますが、それは魚に多く含まれるDHAが記憶力の維持に役立つ成分だからです。(いまだに小さい頃スーパーで聞いていた『おさかな天国』の歌詞が頭から離れません(笑))

DHAは摂取すると、脳に直接入って脳の神経細胞を活性化させるため、記憶力や学習能力などを向上する働きがあります

中性脂肪が気になる出すのは主に中高年世代からですが、この年代になってくると認知症にも注意しておかなければなりません。筆者自身最近一緒に働く仲間の名前がぱっと出てこないことがあり、認知症というワードに非常に高い関心を抱いているのですが、この認知機能の衰えにもDHAは力を発揮し、記憶力を維持してくれるため認知症のリスクを軽減してくれます。

もう少し深掘り

今までの話を聞くと『だったらEPAよりDHAのほうが摂るべきじゃん!』と考える方もいらっしゃると思います。どちらにも得意不得意があり、EPAには脳の神経細胞には働きかけてくれませんが、血液をサラサラにしたり中性脂肪を下げる作用がDHAよりも高いのです。青魚の『血液サラサラ効果』はEPAの働きです。

逆にDHAはEPAに比べてオメガ3脂肪酸の配合総量が多いです。オメガ3脂肪酸には先ほど紹介した動脈硬化の予防以外にも血圧を下げたりアレルギー症状などの炎症を抑えたりしてくれる働きがあり、オメガ3脂肪酸の総量が多いことでしっかりとからだに働きかけてくれます。そしてそれに加え『記憶力を維持する』ことも訴求されています。

さらに、EPAは体内で一部DHAに変換することがあるため、EPA・DHAを両方摂ってあげることがおすすめです。市場に出ているサプリメントも、EPAとDHAが一緒に配合されているものが多いのはこういった理由もあるわけです。

おすすめ

店頭で実際サプリメントを飲まれている方の中には、飲み続けることで中性脂肪値や血圧が大きく下がり病院の先生から褒められた、物忘れをあまりしなくなった、体重も減ったなど、継続使用することで目に見えるほどからだの変化を実感している方は少なくありません。

特に健康診断でコレステロールや中性脂肪、血圧などが高く将来に不安を持った方が、なにかできることはないかということで始められる方が多いです。もちろん筆者のように人の名前が出てこないことが気になりだして始められる方もいらっしゃいます。食生活などの生活習慣を大きく変えることは仕事や家事もあってなかなか難しい、そんな方はEPA・DHAを普段の生活に取り入れることを是非検討してみてください。

また、成長期のお子さんに定期的に青魚などEPA・DHAが豊富に含まれる食品を食べさせることで脳の発育によく、健康にも役立つため是非お魚を食べる習慣は小さい頃からつけておきましょう。

サプリメントの中にはEPA・DHAの合計量が200㎎台のものもあれば800㎎超えているものもあり、商品によって差が大きいため、迷ったときは合計量が多いものを選ぶのがおすすめです。合計量が少ないと有効性、つまりエビデンスが認められていない場合があるためです。

将来を見据えて、気になる方は是非一度ドラッグストアなどの店頭で商品を手に取って比較してみてください!

以上、最近人の名前が出てこず本気で飲むか検討しているbunnyでした~( ̄▽ ̄)