こんにちは~健康相談室のbunnyです🐇
今回は猛暑が続いている今、夏バテ予防として有名なニンニクについて深掘りしていこうと思います。ニンニクの特徴を理解し正しく摂取することで、もしかしたら今まで悩んでいた皆さんのからだの不調が改善されるかもしれませんよ。
ニンニクとは
ニンニクは、昔から滋養強壮や疲労回復・スタミナ増進作用があると信じられ、夏場様々な料理に夏バテ予防としてよく使われていますよね。ニンニクに含まれる主要な栄養素として、まずビタミンB群が入っています。簡単に言うと、ビタミンB1が糖質の代謝を助けエネルギーを生み出すことで疲労回復などに効果が、ビタミンB2が脂質の代謝を助け皮ふや粘膜などを健康に保ち、ビタミンB6がたんぱく質の代謝を助け血液や筋肉などを作るのに役立ちます。
三大栄養素といわれる糖質・脂質・たんぱく質の吸収をそれぞれ助けるビタミンが入っているため、からだの健康や成長をサポートしてくれるのがこのビタミンB群です。他にも体内の余分なナトリウム(塩分)の排出を促してくれるカリウムも豊富に配合されているため食塩の摂取量が多い日本人には欠かせない成分と言えます。
そしてなんといってもニンニクの独特の香りのものになる成分が硫化アリルです。この成分は香りの強いニラやたまねぎなどに含まれており、玉ねぎを切ると目が痛くなるのもこの硫化アリルが粘膜を刺激するためです。この硫化アリルがニンニクの一番特徴的な成分であるといえます。
硫化アリルとは
にんにくには、アリインという硫化アリルの一種が存在していますが、切ったりすり潰したりするとアリシンという成分に変わります。なので、皆さんが普段食べているニンニクにはこのアリシンという成分が多く含まれていることになります。
アリシンには以下のような特徴があります(これが全てではありません)
- 血液をサラサラにして血栓などの病気の予防
- コレステロール値を低下させ動脈硬化や心臓病の予防
- 抗酸化作用による生活習慣病の予防
- ビタミンB1の吸収を助け滋養強壮効果や疲労回復(夏バテ予防)
- 免疫力の向上(夏風邪対策)
- 血行促進による冷えの予防
- 血糖値の上昇を抑え糖尿病を予防
- 強い殺菌力で感染症予防
- 香りが強く食欲増進
- アメリカでがんになる危険性を少なくする効果が一番ある食べ物であると証明
このように、からだの健康にとって非常に有効な効果が多いことが特徴で、夏バテ対策としてはもちろん年間通して健康を維持するために有用な食品だということが分かっていただけると思います。
食べすぎ注意!
そんなニンニクも食べすぎには注意が必要です。一日の目安量は生で1~2片(10g程度)、加熱で3~4片(20g程度)で、この摂取目安を超えることは控えたほうがいいでしょう。
アリシンには先ほど特徴でお伝えしたように強い殺菌力があるため、摂りすぎると腸内の悪玉菌だけでなく善玉菌まで殺してしまうため、腸内環境を悪化させ胃腸の炎症や胸やけ、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が出ます。(筆者も大好きなラーメンでニンニクをマシマシした日の夜、激しい腹痛に襲われて朝まで10分おきにベッドとトイレを往復するつらい思いをしたことがあります、あの日は悪夢のようでした、、、)
また、血中のヘモグロビンも減少するため、腹痛や嘔吐だけでなく、貧血やめまいなどの症状を引き起こす可能性もあります。
つまりただ好き勝手食べればからだにいいというわけではありません。特にからだの機能が成長段階の子どもには少な目に食べるようにしていただき、大人も適切な量を食べるように心がけましょう。
まとめ
ニンニクは正しく食べればからだにとって非常にいいことが多く魅力的な食品ですし、私自身も大好きです。ただ、何事も適度が一番いいですので食べすぎには十分注意してください。
暑さが厳しい現代の夏を乗り切るために、ニンニクはきっと一役買ってくれます。夏バテ対策をしながら病気の予防もできるのは本当に魅力的ですし世界的にもニンニクが体に良いことは証明されていますので、是非いつものお料理にプラスしてみてくだい!
ただ、もちろん皆さんご存じの通り、多少口臭やニオイは周りの方への配慮が必要になってくるため、お仕事などがある方はしっかりケアを怠らないようにしましょう。(筆者は職場でニンニク入りの料理を食べていたら店舗の中までニオイが漏れていたことがあり、それ以降ニンニクを仕事の合間に摂ることはしないようになりました(^^;)
次回は、ニンニクに関連して日本で60年以上愛され続けている『レオピン』について、なぜそこまで愛され続けているのかを、商品特徴も踏まえて考えていきたいと思います。
以上、この記事を書きながら夜ご飯は二郎系ラーメンにしようと心に決めたbunnyでした~( ̄▽ ̄)