こんにちは～健康相談室のbunnyです🐇
今回は年間を通して需要があり、特に夏に爆発的に売れる栄養ドリンクについてお話していきます。
いろいろなドリンク剤がある中で、大きく分けることができる分類が主成分の違いです。一番有名な成分はタウリンだと思いますが、超有名栄養ドリンクのグロモントなどは違う成分を使っています。その違いを知り、自分に合ったドリンク剤を選べるようになりましょう！
タウリンについて
タウリンは、今世の中で出回っている栄養ドリンクで一番見かける主成分です。チオビタやリポビタンD、エスカップやQ＆Pなど、一度は飲んだこと、CMなどで聞いたことのある名前ではないかなと思いますが、これらを含む様々なものにタウリンは配合されています。
このタウリンという成分はアミノ酸の一種で、一言でいえば体全体の疲れを軽減してくれます。からだに疲れがたまると血流が悪くなり酸素と栄養が細胞に行き渡りづらくなります。タウリンは基礎代謝を高めてくれるため、血流が良くなり酸素が全身にめぐることで、筋肉へのダメージなどの肉体疲労を軽減してくれ溜まった疲労を取り除いてくれますし、脳にも栄養と酸素が行き渡りやすくなるためストレスの軽減にも効果があるとされています。(眼精疲労などにも)
他にも
- 肝機能を向上させ、解毒作用を高めてくれることで二日酔いなどにも
- 血行が良くなることで血圧が正常化し高血圧の予防
- 血中コレステロールや中性脂肪を抑える
- 心機能の向上
- インスリンの分泌を促進し糖尿病予防に
など様々な効果があります。こんなにも効能効果があるにもかかわらず、タウリンは副作用報告はほとんどあがっておらず、安全性の高い成分であるともいえるため、適切な摂取量であればからだにとって有益な成分であるといえます。
タウリンと似た成分
冒頭でお話ししたように、例えば有名な栄養ドリンクのグロモントには似た成分が入っています。その成分がグルクロノラクトンです。(初めて聞いたとき、タウリンよりこっちの方がかっけー！と目を輝かせたのを覚えています(笑))
グルクロノラクトンの特徴は一言でいうと主に肝臓で効果を発揮する成分です。肝臓の血流を促進して解毒作用を高めてくれたり不要な物質を代謝(エネルギーに変換するなど体内で物質を変化させること)したりするなど、肝臓の機能を高めてくれます。また、肝臓の血流が増えることでめぐりめぐって全身の疲労感の軽減や疲労時の栄養補給などを期待することができます。
タウリンとグルクロノラクトンの違い
大きな違いは、タウリンが体全身のエネルギー代謝を促すのに比べ、グルクロノラクトンは比較的肝臓の機能にアプローチしたものになるということです。もちろん肝臓機能を高めることで疲労感の軽減などにつながることはありますが、あくまでもおまけのようなものです。
グルクロノラクトンのほうが作用が穏やかであるため、その分タウリンを使用した商品に比べてお値段はお安くなっています。効き目を重視して選びたいならタウリン入りの栄養ドリンクがおすすめですが、効き目もある程度欲しいが毎日飲むものだからなるべく安く済ませたい、そんな方はグルクロノラクトン入りの栄養ドリンク剤を購入されるのをおすすめします。
また、味も商品ごとに多少違いがあるため、好みの味のものを選んでいただいてもかまいません。ただ、個人的にはタウリン入りの栄養ドリンク剤のほうがコストパフォーマンス的には上なのかなと思います。というのも、最近はドラッグストアなど多くでPB(プライベートブランド)商品が製造されていますが、PBのタウリン入り栄養ドリンク剤と比較すると一本当たり10円程度しか変わらないので、それだったら全身により効果的に働きかけてくれるタウリンを購入するほうがお得だと思います。NB品(リポビタンDやチオビタなどのメーカーさんの商品)だと価格差が数十円つくため、この場合は先ほどお伝えした効き目を重視するのか、値段の安さを重視するのかで購入される方がいいかと思います。
まとめ
栄養ドリンクには、他にもカフェインやアリナミンVの主成分であるフルスルチアミンなど主成分となるものはありますが、そちらは次の記事にて深掘りしていこうと思います。
タウリンとグルクロノラクトンは、手軽に疲れやストレスなどを緩和してくれてからだをリフレッシュさせてくれます。特に夏場は疲れも溜まりやすいため、疲れたなと感じたら是非栄養ドリンクを飲んでみてください！
ちなみにタウリンを主成分とした商品は指定医薬部外品の栄養ドリンクが多いですが、たまに医薬品の栄養ドリンクがあります。指定医薬部外品はスーパーやコンビニなど、どこでも購入が可能であり利便性の良さが魅力ですが、医薬品のほうが効能効果の記載ができ作用が強いため、ドラッグストアで購入できるのであれば医薬品の栄養ドリンクのほうがおすすめです。(おいしさなども全く遜色ありません)
医薬品の登録を受けるには長い年月をかけて安全性などがしっかり認められたうえでしか認可されないため、迷ったら医薬品のものを選ぶのがいいかと思います。(もちろん飲まれる場合は用法容量を守って飲まれてください)
以上、いつもタウリンの栄養ドリンクを家に常備して疲れたときに飲んでいるbunnyでした～(￣▽￣)
