日焼け止めの選び方 ep.1紫外線

夏のお悩み

こんにちは!健康相談室のbunnyです🐇

今回は日焼け止めについて、特に紫外線に着目して説明していきます。昨今温暖化で夏の暑さは年々増しています。降り注ぐ紫外線から肌を守るために、必要なことを一緒に学んでいきましょう!

紫外線とは

紫外線は太陽光の一部で年間通して降り注いでいます。天候や場所に問わず降り注いでおり、5~8月にかけて特に紫外線量が多くなりますが、3月も暑さがまだ残っている9月とそこまで変わらない紫外線が降り注いでいます。実はカーテンや衣服越しでも完全には遮断できておらず、紫外線は肌に届いています

紫外線を浴びると、もちろん日焼けもですが、シミやしわなどの美容への影響、さらには皮膚がんや白内障など病気のリスクも高まります。

実際筆者も、特に日中外にいるわけではないですが、最近日焼けしたね〜と言われることがちらほらあり、日焼け止めを塗っていないとこうも簡単に紫外線が肌に届いてしまうのかと痛感しています( ̄▽ ̄)

紫外線から肌を守るためには、できる限り年間通して日焼け止めを塗るべきですが、最低でも紫外線量の多い春、夏は日焼け止めを塗っておくことをおすすめします。(もちろん女性・男性問わずです)

また、テレワークなどで日中外に出られない方も、日焼け止めを塗ってあげるとカーテンなどで防ぎきれない紫外線(商品によってはブルーライトカットも)から肌を守ることができ、美肌への近道になります。

紫外線の種類

紫外線には大きく2種類あります、UV-AとUV-Bです。UV-Aは紫外線の約90%で窓やガラスなども通り抜けて肌の深くまで届きます。肌の真皮という層までこのUV-Aは到達しますが、真皮はハリや弾力を生み出すコラーゲンが大部分を占めているため、この真皮にダメージを受けることでシワたるみの原因になります。

UV-Bは紫外線の約10%で肌表面近くの表皮に強く作用します。紫外線により炎症を起こすといわゆる日焼けと呼ばれ肌表面が赤くなりその後黒くなりますが、これはUV-Bが原因だと言えます。こちらはシミそばかすなどの原因になります。

紫外線を浴びると肌の細胞が壊されるのですが、通常は組織修復機能が人間のからだには元から備わっているため壊された細胞を修復してくれます。しかし、この状態が長年続くと皮膚の免疫力が下がり壊されたところを正しく修復できなくなったりします。こうなると、シミが奥深くに沈着してしまい、シミをとるのにすごく苦労したり、肌の老化が進んで紫外線を浴びたところだけ特にしわが増えたり、最悪の場合皮膚がんなどの病気にもなってしまうのです。

ただ紫外線を浴びることはすべて悪いことだとは言えません。

紫外線を浴びることで、骨や免疫を強くしてくれるビタミンD(実はこのビタミンめっちゃ有能です)を生成してくれたり日光を浴びて体内時計をリセットしたりとからだにとってのメリットもあります。最近では日焼け止めの技術が上がったことでビタミンDの摂取量が減り免疫力が弱くなったともいわれています。多少の日光浴であればそこまで問題視する必要はないのかなと私は思います。

日焼け止めの役割

これら紫外線から肌を守ることが日焼け止めの役割ですが、まずは簡単に日焼け止めの比較基準を知っておきましょう!

SPFUV-B(シミ・そばかすの原因)のカット効果
PAUV-A(シワ・たるみの)のカット効果
UV耐水を浴びたときのUV-B(肌表面への紫外線)カット効果がどれほど持続するのか

そして日焼け止めにおいて、このUV-Bから肌を守る効果を表したものがSPF、UV-Aから肌を守る効果を表したものがPAというものです。SPFは1~50までの数値を用いて、50よりも測定結果が高い場合はSPF50+と表します。同じくPAは、PA+からPA++++の4段階で表示され+の数が多いほどUV-Aの防止効果も高いとされています。

日焼け止めにはこのSPFとPAという基準の他に、新たにUV耐水性という基準が設けられました。(2022年12月~)これは水を浴びた時に、どのくらいSPFの効果を維持できるかを示す表示で、UV耐水性★とUV耐水性★★で耐水性を表します。★1つで、40分水に浸かってSPFの値が水に浸かる前の50%以上維持されていることを示し★2つで40分×2の80分となります。この基準は紫外線カット効果全てではなくSPFへの耐水性であり、汗やメイクが水に落ちにくいというような意味ではないことは知っておいてください。

今までパッケージに記載のあったウォータープルーフやスーパーウォータープルーフなどの耐水性を謳う表記には厳正にその評価基準が定められたものではなかったため、これからはこのUV耐水性★とUV耐水性★★に変わり、より厳格に基準が設けられたということになります。

まとめ

もうお気づきかもしれませんが、それぞれの基準には最大値が決まっているため、SPFであればSPF50+、PAであればPA++++、UV耐水性であればUV耐水性★★が最大の表現であり、例えばSPFの測定で実際にはSPF99の効果があろうとSPF51の効果があろうと、総じてSPF50+と表示されるため、同じ表記のある商品でもその効果には差があるということを知っておいてください。

最近この日焼け止めの本当の紫外線カット効果を実験して実際どの商品が本当に焼けないのかを検証しているものがYouTubeでもいくつかあがっているため、気になる方はぜひ見てみてください。実際私も同じSPF50+の表記なのにここまで違うのかと衝撃を受けました。

次回は日焼け止めの選び方について具体的にお話していこうと思います。

以上、昔は焼ければ焼けるほどいいと思っていたのに今ではメリットないことに気づき焼くのをやめたbunnyでした~( ̄▽ ̄)