クエン酸 なぜからだに良いのか

有能な成分

こんにちは!健康相談室のbunnyです🐇

今回は、クエン酸という成分について深堀していこうと思います。最近ドラッグストアなどでよくクエン酸入りのドリンクやお菓子などを見るようになり、クエン酸がからだにいいこと、特に夏に効果的であることが認知されつつあるのかなと思います。

実は非常に有能な成分であるクエン酸ですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。

クエン酸とは

クエン酸とは、簡単に言うと天然の酸味成分です。特にレモンやみかん、梅干しなどがわかりやすいですが、これらの食品に多く含まれているのがこのクエン酸です。

ちなみに味覚でよく比較されるものがビタミンCになりますが、働きがそれぞれ異なりビタミンCは皮膚や粘膜の維持、抗酸化作用などが中心ですが、クエン酸は日常の生活や運動でのエネルギー源になります。

クエン酸は炭水化物やタンパク質、脂質などの栄養素を分解し、エネルギーを作るために必要不可欠な成分です。

クエン酸含有量(1個あたり)は

レモンとグレープフルーツが4000mg

みかんが1000mg

梅干しが500mg  

となっていますが、最近は健康食品や機能性表示食品などで美味しく効率的に摂取できるものも増えています。(ちなみにクエン酸は上限摂取量が定められていませんが、25g(25000㎎)摂取で有害事象が報告されているため、多ければ多いほどいいというわけではありません)

主な効果

クエン酸には

疲労回復 ミネラル吸収の促進・ 基礎代謝の向上 ・殺菌作用・ 酸性体質改善(痛風・結石の予防や抗酸化作用も)・ 食欲増進 など他にもたくさんの効果があります。(昔からお弁当に梅干しや柑橘系のフルーツ、ポテトサラダなどが入っているのは先人たちがクエン酸に殺菌作用があると知っていたからかもしれませんね!)

夏前に多くのクエン酸商品が出てくるのは、暑い季節は自律神経が乱れやすいことに加え、疲れがたまりやすく汗と一緒にミネラルも出ていき、食欲もなくなりがちです。クエン酸はそれらの症状を改善してくれるため非常に夏の諸症状にマッチしているのです。

また、体内は通常弱アルカリ性に保たれていますが、酸性体質になると痛風や結石だけでなく、血液がドロドロになりガン心臓病など様々な病気にも繋がります。クエン酸は酸性体質を改善し適正な状態である弱アルカリ性にしようと働きかけるので、夏バテ予防だけでなくからだ全体の不調を改善してくれます。

この酸性体質改善によって、重大な病気にかかるリスクが高まることを低減・回避することができるため、この効果があるだけでも十分摂取する価値があると思います。(100の治療より1の予防とはまさにこのことです)

からだに必須な栄養素

私たちのからだにはクエン酸回路(クエン酸サイクル)という道のようなものがあり、そこをクエン酸が行き来することで生命活動に必要なエネルギーを生み出すために炭水化物やタンパク質、脂質などの栄養素を分解し、エネルギーを生成してくれます。クエン酸を補給することでからだの働き高め健康を維持することができるのです

人のからだの約60%は水分でできているため、水分補給は必ずしなければいけません。同様に汗をかくとミネラルが一緒に出ていってしまい足がつりやすくなるなど、いわゆる筋収縮に影響します。なので、水分補給とミネラルの補給はどちらも必要不可欠であり、それを同時に可能にしたのがクエン酸入りのドリンクというわけです。

暑い季節に体調不良や疲れ、食欲不振で快適な生活が送れてないと感じる方は、特にクエン酸を積極的に取り入れることをオススメします。安価で続けやすいため、夏季だけでなく年間を通して摂ってあげることで体質の改善にも期待できます。フルーツや機能性表示食品など、何でもいいので皆さんが続けやすい方法で摂ってあげることが大切です。

余談

有名な話ですが、元日本医師会の武見太郎氏が、こんなことを漏らしています。

『クエン酸が世に広まったら我々 医者や病院、製薬会社も廃業だよ。

クエン酸が一番良いのはわかっているが、どこでも手に入る上に安すぎて商売にならない。』

本音が漏れたのだと思いますが、もちろんお医者さんも皆さんの健康を心から願っていると思いますが、人々が健康になればなるほど仕事がなくなってしまうので大きな声では到底言えません。

これは完全に私個人の意見ですが、もしかしたら本当にクエン酸の良さが正しく認知され日本国民が積極的に摂取するようになったら、お医者さんにかかる機会はずっと減り、崩壊しかけている医療費問題も少しは改善の兆しがみえるかもしれません。

予防できるものは予防し軽度な疾病は自らで治す、もちろん手が負えないものはプロであるお医者さんに任せる。自分で治せるもの・予防できるものもすべてお医者さんにかかってしまえば、一番苦労するのは我々の子ども・孫世代になるかもしれません。

そうなることになる前に基本的なことだけで構いません、必要な情報を収集して活用していきましょう!

以上、この記事をかきながらお酒をレモンチューハイにしたら少しはからだのためになるかな~と安易な考えをしているbunnyでした~( ̄▽ ̄)